早々とTTを降りることが決まってしまいました。
986ボクスターからTTの新車へと乗り換えたわけですが、もう一度ボクスターに戻る決心をしました。
ということで、987ボクスターを正式契約。

予想はしていましたが、やはり走りという基本的な部分でポルシェには勝てません。
内装や装備品は豪華ですが、長時間乗っていて疲れるという思いもしない事態にやむを得ずという感じです。

ちなみに、気になっていたのは以下のポイント。
先にお断りしておきますが、短所というわけではなく個人の好みの問題です。

足回り
ストロークが長く、飛び跳ね感とロール感が強い。
もちろん、前車であるポルシェと比べてですので、一般的に見ると決して悪いわけではありません。

シート
オプションで50万かけましたが、自分には疲れる柔らかさ。

Sトロニック
実はこれ、一番気に入っていた部分でもあるのですが、2速発進のTipからMTベースのDSGになったことで、やはり発進時のぎくしゃく感が気になってしまいました。
走り始めてしまえばシフトチェンジの素早さやダイレクト感は最高です。
なめらかに発進したい人は発進時すぐに手動で2速に上げる走り方をしているようです。

エンジン特性
オフの時にどなたかも仰っていましたが、4000rpm以上はただ回ってるだけな感じというのを身をもって体験しました。
高速で遅いトラックがどいた瞬間に1速落として加速…重っ!という感じ。
発進時や低回転時の加速は強烈で気持ち良いので、街乗りメインであれば最適ですが、個人的にはもう少し高回転もがんばって欲しかったかな。(2Lの燃費が良いエンジンにそこまで求めるのは酷か…)

FF
これは最初から気になっていたポイントです。
普通のFF車と比べるとよくできているのですが、元々がMRやミッドシップレイアウトのFRに乗っていた期間が長いので、ちょっとしたことで顔を出すFFな走り(アンダーとか雨の日とか)が気になってしまいます。
FRやMRと比べてしまうと(比べることがナンセンスなのもわかっていますが)コーナリングが楽しくないんです。

そんなこんなで、足回りやシート、CPU等々いじり倒すか乗り換えるかという選択肢でした。
もちろん少しずついじっていこうと思っていたのですが…
不満点を解消するためのチューニングと、それらによる残価落ちを考え、試しにポルシェの見積を…という程度だったのですがそちらに動いてしまいました。
TTも気に入っていただけに最後まで悩みましたが。。。